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冒険者ギルド物語2が最強で最高のRPGである理由を4つ挙げてみた【プレイ歴1年8ヶ月】

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私がかれこれ1年と8ヶ月プレイしている、冒険者ギルド物語2(以下、冒ギル2)というRPG。

 

冒険者ギルド物語2

冒険者ギルド物語2

  • MIYAMOTO HIROTAKA
  • ゲーム
  • 無料

 

基本無料、オフラインの放置系RPGで、個人製作のゲームながら熱狂的なファンを生み出し、年単位で遊ぶプレイヤーが数多くいる傑作です。

 

冒ギル2はiOS端末でしかプレイできないため、私は次のスマホもiPhoneにすると決めています。 

それくらい面白く、パワーのあるゲームなんですよね。

 

今回は、私が最強のRPGだと思う冒ギル2の面白さを、ハクスラ、育成、グラフィック、ストーリーの4つの項目に分けて紹介します。

 

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RPG作品の面白さを決める要素

RPGにとって大事な要素としてハクスラ*1、育成、グラフィック、ストーリーの4つの要素が必要であると思っています。

 

「ハクスラ」はダンジョンを探索して、アイテムやお金を手に入れる面白さ。

 

「育成」はキャラのレベル上げ等をして、新たな敵を倒すことができる面白さ。

 

「グラフィック」はドラマの演出や、技のカッコよさなどを見る面白さ。

 

「ストーリー」は物語や舞台設定、伏線が解かれるカタルシスを得る面白さ。

 

これらがどれか一つでも破綻、崩壊していると、RPGはゲームとして遊びごたえが無くなってしまいます。

そして、個人的に冒ギル2はこれら全てが最高に素晴らしいゲームだと思っています。

 

それぞれ、ひとつひとつの項目で解説します。

 

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ハクスラ

放置ゲームとRPGの優れた親和性 

RPGといえば町の周辺のモンスターを倒してのレベル上げや、お金稼ぎが遊びの基本になります。

若干の作業感に面倒臭さを覚えつつも、レベルが上がり新しい技や魔法を習得したとき、RPGならではのカタルシスを得ることができます。

この、RPGにおける面倒な作業をほぼ完全にオートでやってくれるのが、放置系RPGの良いところです。

 

プレイヤーはキャラの装備を整え、AIの行動に多少の指示を与えて旅に送り出し、あとは冒険から帰ってくるのを待てばいいのです。

面倒な迷路や罠にハマったり、謎解きに時間を費やす必要もありません。

冒険の準備や持ち帰ったアイテムのやりくりなど、放置系RPGはロールプレイングゲームの面白い部分だけを、手軽に味わうことができます。

 

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冒険の準備!装備と編成など

崩れないゲームバランス

RPGというのはゲームバランスが重要です。 

序盤で強力な武器や魔法が手に入ってしまったり、簡単にキャラのレベルが上がりすぎたりすると、以降の冒険が全て茶番になってしまいます。 

 

特に、冒ギル2のように種族や職業などのキャラメイクの自由度が高いゲームは、ゲームバランスを保つのが大変で、役に立たないキャラや逆に強すぎるものなど、優遇or産廃キャラが出てしまうのが普通です。

しかし、冒ギル2のゲームバランスはとにかく崩れることがありません。

 

ネットで情報が溢れている時代なのに、例えば「この敵はこういう攻略の穴がある」とか「この組み合わせのPTでラストまで行ける」とか、そういったものが一切ありません。

遊びの自由度の高さとゲームバランスの両方をこれほど高水準に持ち合わせているRPGは、間違いなく冒ギル2くらいのものでしょう。

 

1年以上遊んでいても冒ギル2に飽きないのは、「ゲームバランスが崩れて熱が冷める」という状況になっていないことも大きいです。

構成したPTの探索ログを見る楽しさ

前述のとおり、冒ギル2の冒険や探索、戦闘は全てオートで進んでいきます。

 

自分で操作できなくてつまらないんじゃないの?

と思うかもしれませんが、試行錯誤したPTがAIの判断で戦って探索していく様を見るのは、さしずめ子供を見守るような、そんな感覚に似ています。

自分で操作をしなくても、手塩をかけたキャラが無事にボスを倒してレアアイテムを入手してくれば、他のRPGと同様の面白さを味わうことができます。

 

冒ギル2は6人で一つのPTを組むことができ、戦闘はキャラ同士の連携が重要なバランスなので、自分のキャラ達が思ったとおりの連携をしているかログを確認するのも楽しいです。

 

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戦闘画面。連携が取れているか確認!

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キャラクター育成

全ての種族、職業、個性に意義がある

ゲームバランスの項でも触れましたが、冒ギル2には沢山の種族や職業、個性が存在します。 

14ある職業のそれぞれを組み合わせることができ、それに加え「個性」を加えることができるので、果てしない数のキャラメイクが用意されています。

 

流石に機能しない組み合わせはあるにせよ、それぞれの種族、職業、個性に存在意義のないものは一つもありません。

序盤ではなかなか活躍しにくい種族でも、中盤に手に入るアイテムで出番が増えたりと、遊ぶたびにキャラメイクが楽しくなります。

 

もちろん、バランスを壊す存在もいないのが冒ギル2の素晴らしいところでもあります。

 

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己の妄想に身を任せてキャラメイク

趣味、ガチ構成どちらも楽しめる

冒ギル2の難易度はかなり高く設定されており、どの迷宮も適当なキャラメイクや装備では、簡単に突破できないようになっています。

 

しかし、常に攻略サイトどおりのガチ編成でなければならないかというと、案外そうではないんですよね。

例えば「この迷宮攻略にはこのキャラが絶対に必須」というのは最後までありません。

 

私の場合、豊富なキャラメイクを楽しみたくて、「種族、職業、個性が全て被るキャラメイクをしない」という縛りをプレイ開始時から守ったままストーリーをクリアし、現在も続けています。

PTの数は最大7つまで同時に可動できるので、1つ2つは純粋にキャラメイクを楽しむ構成で遊んでみるのも面白いです。

無駄のないスキル構成の試行錯誤

とにかく沢山のスキルがある冒ギル2ですが、同名のスキルは効果が重複して発動しません。

なので、なるべくスキルの被りが無いように、強い装備、種族、職業、個性の組み合わせを試行錯誤をする必要があり、それが冒ギル2の醍醐味となっています。

 

また、後半になって強さが確保しやすくなると、いわゆるアイテム収集用のトレハンPTを考える余裕ができてきます。

ある種族にしか付いていないレア取得倍率や、称号付与率*2を高める組み合わせ、現在持っているアイテムなどのリソースを、最大限に活かす思案がとても楽しいです。

 

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グラフィック

キャラ絵はシルエットのみ

冒ギル2のキャラクターは全てシルエットのみで描かれます。

自分でキャラメイクしたキャラだけでなく、ストーリーに絡むものも全てシルエットです。

最近のCGグラフィックに慣れた方だと最初は違和感を感じるでしょうが、冒ギル2はそもそも小説を楽しむサウンドノベルに似たゲームデザインなので、徐々に気にならなくなると思います。

 

余談ですが、個人的にRPGのグラフィックって「完成されているかどうか」が大事な気がします。

3Dの映像は見ごたえがあるかもしれませんが、時代と共にドンドン精巧になっていくために、たった数年前のゲームですら古臭く感じるものです。

プレステ2やドリキャス、GCの良作RPGですら今となっては映像の古さが目に付いてしまい、最新作のゲームですら10年後、20年後にはやはりチープに感じるようになるでしょう。

そういう意味では、いまやレトロゲームであるスーパーファミコンなどのドット絵のRPGは、現在でも通用する「完成された」グラフィックです。

 

冒ギル2のグラフィックもシルエットのみという一見チープな印象のあるものですが、これはこれで昔のサウンドノベルゲーム的な完成されたものであるので、将来に渡って遊びに耐えられるものだと思います。

 

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性別を気にせずお好みで選べます

お好みでキャラ絵を追加設定

シルエットのみのグラフィックではありますが、用意された数百枚あるキャラ画像の他に、お好みで製作した画像を取り込みそれをゲームで使うこともできます。

 

ノベルライクなRPGということで想像力をフル活用するのが楽しむコツで、画像を取り込むことで更に妄想が捗ります。

キャラメイクが楽しいゲームであるので、見た目もカスタマイズできるのは嬉しいです。

 

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ストーリー

ノベルゲームとして秀逸

冒ギル2の物語は小説のように文章のみで語られます。

しかし、堅苦しい表現などは使っていないので、活字が苦手な方でも読みやすいと思います。

 

他のRPGと同じく、ストーリが進むごとに登場人物や仲間が増えていき、章が進むごとに展開が大きく変わります。

ノベル風になっているので、いつでもログで重厚な物語を見直せるのも良い点ですね!

 

また、冒ギル2は数年に及ぶアップデートで完成したゲームにも関わらず、登場人物のキャラがブレたり、世界設定に矛盾が感じられないのも素晴らしいです。

 

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後から振り返って楽しむのも面白いです

序盤は王道ファンタジー、後半はSF要素も?

序盤こそは牧歌的な王道な剣と魔法の世界ですが、後半になるにつれシリアスな雰囲気になり、最終盤では若干SFチックな展開になります。

物語を追うにつれ、世界設定が解けていく感じは、名作RPGのような味わいがあります。

 

RPGのストーリーは好みが千差万別ですが、私の場合、終盤にSF要素が出てくるRPGは世界設定が練られていることが多くて好みなものが多いんですよね。

実際、RPGのストーリーは好みに左右される部分が大きいですけど、長い冒険の末に迎えるクライマックスには、きっとゾクッとする快感を覚えるハズです。

 

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要約すると、冒ギル2はRPGの面白さを構成する全ての要素が完成されているゲームであり、これが最高で最強のRPGである理由です。

数ヶ月、数年に渡って多くの人がプレイしているオフラインRPGは、冒険者ギルド物語2くらいのものでしょう。

面白さと試行錯誤がずっと続くので、やりこみに作業感がないのがポイントなのでしょう。

 

難易度が尖ったゲームではありますが、往年のRPGが好きだった方には是非とも一度は遊んでもらいたいゲームです!

余談

「RPGを構成する全ての要素が最高!」とか言っておいてなんですが、冒ギル2ってBGMがないんですよね。

音楽がないから場所を問わず遊べるっていう利点もあるっちゃあるんですけど。

(少し苦しいか?)

 

ただ、キャラがイケボで熱いセリフを叫んだり、BGMと重ねて感動を呼ぶシーンとか、個人的にそういうのはRPGの面白さの本質じゃないと思ってるんですよね。

海外からもJRPGなんて揶揄されますし。

 

そういう意味で、RPGの「ゲーム部分」に特化した冒ギル2はやはり最強のRPGだと思うのです。

 

 iOSユーザーはぜひ遊んでみてください(゚∀゚)

 

冒険者ギルド物語2

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www.asa-mushi.net

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*1:ハック&スラッシュの略

*2:アイテムそのもののレア度