彼岸から見た景色

思ったことを適当に描いてみるエッセイ

ファイナルファンタジークリスタルクロニクルの思い出

スポンサーリンク

f:id:asamushi:20190910103951j:plain

長年心待ちにしていた『ファイナルファンタジークリスタルクロニクル』リマスター版の発売日が決定しました!

Nintendo Switch、PlayStation4、ios、Android向けに2020年1月23日での発売となるそうで、別のハード同士でローカル&オンライン通信プレイができるため、オリジナル版以上に友達と遊ぶのを楽しめそうですね!

メチャクチャワクワクしています。

 

 

私が本作のオリジナル版(GC版)を遊んだのは中学3年生のころ。

幼馴染と学校帰りのバスまでの時間に友達の家に寄って、3人で数ヶ月かけてラスボスまで進めた思い出のゲームです。

今回はそんな『ファイナルファンタジークリスタルクロニクル』(以下FFCC)の思い出話でも。

GCは幼馴染(ゆう君)との共有財産

2003年の当時は『大乱闘スマッシュブラザーズDX』が爆発的に大ヒットしたため、ゲーム機であるゲームキューブ(以下GC)は大抵の友達が持っていました。

私の場合は近所の幼馴染(ゆう君)がGCを買ってもらえていて、どうせ一緒に遊ぶのは私の家だからということで、そのGCはほぼ私の部屋に置いたままにしており、私はゲームキューブのコントローラーだけを購入し、所持していました。

(ゆう君の親は、勉強勉強とうるさかったみたい)

ソフトは『マリオサンシャイン』、『スマブラDX』、『どうぶつの森+』そして『FFCC』の4本だけだったと思います。

どうぶつの森+とFFCCだけは私のお小遣いを出した気がしますが定かではありません。

アベ君宅へメモリーカードとGBA持ち寄り

私とゆう君の二人は1つのメモリーカードでそれぞれキャラメイクをして、ゆう君は魔法が得意なユーク族、私は戦いが得意なリルティの民を選択して毎日学校帰りにプレイしていました。

マルチプレイをするときはコントローラーとして『ゲームボーイアドバンス(GBA)』を用意しなければなりませんでしたので、お互い電池の減りと格闘しながらプレイしていたり。

 

そんな中、中学でできた友達(アベ君)がFFCCを購入したということで、学校に私達のキャラクターの入ったメモリーカードとGBAを隠し持っていって、帰りのバスまでの時間にアベ君の家に寄るのが当たり前になりました。

私達のキャラクターをアベ君のメモリーカードへと移し、3人でほぼ毎日のようにFFCCの世界を冒険しました。

ストーリーはアベ君のデータ主体に

私とゆう君の方がアベ君よりも先にソフトを購入していたため、すでに私達は序盤が終わったところまでゲームを進めていたのですが、アベ君の家で遊ぶようになってからはアベ君のストーリーを進めるようにしました。

私達のキャラがそこそこ育っていたために序盤はサクサク進み、進め方が分からなくなれば学校に戻ってパソコン室で攻略サイトを閲覧して、終盤の難所である『ライナリー砂漠』までも一気に進められました。

 

ライナリー砂漠において、ラストダンジョンに行くための謎解きがかなり難しかったんですが、3人で文殊の知恵をひねり出し、なんとかクリアできた気がします。

ちなみにもう全く攻略方法を覚えてないんですけど、リマスター版でも同じ仕掛けなんでしょうし、またプレイしてクリアできるかちょっと不安なところ。

 

後半に進むに連れて攻略するダンジョンがおどろおどろしくなっていき、かなり臨場感があって楽しかったです。

ラストへ向かう瘴気ストリームの光の中を突き進むあの感じは、是非リマスター版を遊んで味わってもらいたいですね。

 

スポンサーリンク

 

 

ヴェレンジェ山のてがみ

どのダンジョンに突入したときも、女性の語り手による詩の朗読がされる演出がありまして、それがこのゲームの優しい雰囲気に大きく影響しています。

そして、ヴェレンジェ山に到達したときの詩の語りは、何ヶ月もかけてラストまで進めてきた私達3人にピッタリの内容で、この時点でかなり感動したのを覚えています。

 

「なんか…いいなぁ…」「うん、いいな…」と言いながらラストダンジョンを攻略していったのは今思えばシュールでしたが、数少ない学生時代の良い思い出です。

ラスボス戦も唐突ながら今までの”思い出”が重要な演出になっていて、長く冒険してきたことがそのままカタルシスとなるのが本当に心に残りました。

クリア後はアベ君のせいで台無しに

クリア後もいつものように一緒に遊んでいたのですが、ある日アベ君が「裏技を見つけた!」とギル(お金)を無限に増やす裏ワザを披露して、最初は「なんだこれw」なんて喜んでいたものの、すぐに虚しくなってきて3人で集まることも減ってしまいました。

ちょうど受験勉強も始まる時期だったので、多分その影響もあったとは思いますけどね。

 

一番怒っていたのはゆう君で、「萎えたわー」「萎えたわー」と帰りのバスで連呼していて気の毒でした。

その後はアベ君からもらったギルをすべて捨て、攻略サイトを見ながらゆう君と最強武器のレシピを探しに行ったり、ステータスをほぼ最高まで上げたりしましたが、受験勉強が始まるとゆう君ともなかなか遊べなくなり、なんだかんだ疎遠になっていきました。

 

あれからもう16年が経つんですね。

ゆう君とは一昨年に1度だけお酒を飲みに行ったのですが、小さい頃一緒に遊んだ聖剣伝説2やFFCCのことも殆ど覚えていませんでした。

 

アベ君とも、裏技を披露してきたあの日を境に、今では音信不通になってしまいました。

カネを錬成してしまったことで、真理の扉の向こうで罰を受けているのかもしれません。

今遊んでも面白いかは分からない

ぶっちゃけFFCCって今遊んでも面白いんでしょうかね?

私はこのゲームの雰囲気が大好きなので絶対に購入しますが、古いゲームだし、システム的に色々物足りない部分がありそうな気がしてます。

売りのアクション要素も控えめだし、移動も瘴気ストリームを抜けるのが結構面倒くさいですし。(それがこのゲームの味なんだけども)

一緒に遊べる人がいないと、ゲームの魅力を引き出せないのも難点ですね。

オンラインが賑わえばいいけど…

 

ただ、FFCCは牧歌的な雰囲気が大好きなRPGなので、なんとかシリーズが復活できるように売れまくってほしいところです。

ゆう君もまた一緒に遊ばないか、声をかけてみようかな。

 

スポンサーリンク