今も続くテイルズシリーズの記念すべき第1作目、テイルズオブファンタジアをご存じでしょうか。
1995年にSFCにてオリジナル版が発売され、グラフィックやBGM、ゲームバランスなどを一新したリメイク版が1998年にPSにて発売された名作RPGです。
どちらも人気のある作品ですが、やはりリメイク版は全てが高水準にまとまっていて、テイルズシリーズの基盤を固めた作品になっています。
というか3年で良リメイクを作り出すフットワークの軽さに驚きますね。
ちなみに、SFC版は当時としては珍しかったキャラクターボイスだけでなく、オープニングではテーマ曲が流れるなど、大変な意欲作だったように思います。
1996年に発売された腹違い的な作品「スターオーシャン」もキャラボイスがあったりリアルタイムバトルが凄かったりと、技術の進化を肌で感じることができていました。
色々語りたいことがありますが、今回はPS版テイルズオブファンタジアについてです。
SFC版は持ってなかったし、友達が貸してくれなかったんです…。
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テイルズオブファンタジアの思い出
あらすじ
トーティスの村に住む主人公クレスは、親友のチェスターと狩に出かけた折、危急を告げる村の半鐘を耳にする。
急ぎ戻りそこで目にしたのは、焼け落ちた村と、虐殺された家族の姿だった。父の遺言を手がかりに、襲撃が都の騎士団によるもので、その目的がクレスの所有するペンダントにあることが判明する。
騎士団長は魔王を復活させ、その力をもって王国を則ることを企図しており、復活の鍵となるのがペンダントだったのだ。同様の理由で襲撃を受けていた法術士ミントと、かつて魔王を封印した法術師モリスンとの出逢いを経てクレスは騎士団長を追うが、封印はついに解かれてしまう。
騎士団長を殺害し復活を宣言する魔王ダオスは、クレス達をも亡き者にしようとするが、チェスターの捨て身の特攻により呪文の詠唱は中断。
その隙にモリスンは法術により、クレスとミントを過去へと飛ばす。託された願いは、ダオスを倒す方法を探し出すこと。
こうしてクレスとミントの、過去・現在・未来の時空を超えた、長い冒険が始まる。
王道のキャラとストーリー
まずは最序盤のクレスとチェスターが狩りに出かけている間に村が襲撃→村人皆殺しのシーンはかなり印象的です。
村の人たちと話せる期間はかなり短いのに、平和な雰囲気から一転するので導入として一気に引き込まれるものになっています。
ラストで明かされるラスボスの動機についても当時としては珍しかったもので、単純な勧善懲悪ものではないのが衝撃的でした。
まぁ、今思えば「だから何?」レベルの悪行をしてしまっているので、あまり同情の余地はないかなぁと思ってしまうのですけどね。
主人公のクレスはよくある悲劇のヒーローなわけですが、闇堕ちしたりせず終始明るい好青年であり続けます。
王道で勇者的なクレス、しっとり癒し系(ボインちゃん)のミント、博識で大人な男性クラース、天真爛漫で”cvかないみか”が強烈なアーチェ、熱血漢で親友ポジのチェスター。
それぞれの仲の良さが見ていて心地よく、とくにアーチェとチェスターのケンカ(イチャイチャ)は最近よく言う「尊い…」という感じです。
私はファンタジアと言えばとにかくアーチェが好きです。
少女のようでいて、ハーフエルフなので実年齢は数100歳というギャップがいいですし、ユニコーンから協力を得る際に「む、昔彼氏がいて・・・その・・・💦💦」と清らかな乙女ではないと告白するシーンなど、当時小学生だった私の心をギュッと掴んで放しませんでした。
あとは船の中で酔いつぶれるシーンも可愛くて好きです。
世界観と音楽
ファンタジアというタイトルのとおり、精霊やユニコーン、グーングニルやフェンリルなど、伝説的なものをふんだんに取り入れていて、なおかつ世界観に上手く溶け込んでいます。
エルフだとかドワーフなどの設定も出てきますが、最近のゲームじゃあまり見なくなりましたし、今遊んでも逆に新鮮かもしれませんね。
世界観を彩る音楽も精霊戦のFIGHTING OF THE SPIRITや精霊の森、ラスボス戦の
I Miss You...など印象的なものが多いです。
特に精霊の森やI Miss You...は落ち着くので作業用BGMにするくらい好きです。
FIGHTING OF THE SPIRIT
精霊の森
I Miss You...
パッと浮かんだ曲を挙げましたけど、プレイしなおせば懐かしい曲もいっぱい出てくるんでしょうね。
プレイ動画とか見ようかなぁ。
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数多くリメイクされたけど…
テイルズオブファンタジアはオリジナルのSFC版と、初のリメイクとなったPS版の他に、GBA(ゲームボーイアドバンス)、PSPで2作品(フルボイスエディションとクロスエディション)が発売されていますけど、PS以降のリメイクはどれも劣化リメイクになっています。
GBA版は容量不足からか常に処理落ち感があったし、フルボイスエディションはキャラの等身がまちまち。
クロスエディションは戦闘のスピード感がかなり向上しているものの、追加キャラがいて異物感があったり雰囲気が壊れていたり、突貫工事での制作だったらしくゲームバランスがおかしい部分があったりしました。
古いゲームではありますけど、プレイするならPS版が一番いいでしょうね。
昔のテイルズを知らない人がファンタジアを遊んだらどう思うか気になるところです。
クロスエディションの戦闘システムを調整した完全版が出てほしいですけど、次が発売されても劣化リメイクなのかなぁ。
ちゃんとしたのがNintendo Switchで配信されたら、とりあえずダウンロードすると思う。
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